「動画制作会社との打ち合わせでは、何を話せばいい?」
「まだ動画のイメージが決まっていなくても相談して大丈夫?」
初めて動画制作を依頼する場合、このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
動画制作の打ち合わせでは、完成形をすべて決めておく必要はありません。
むしろ、
「何を作るか」まで依頼側で決めるのではなく、「何を実現したいのか」を制作会社へ共有することが重要です。
目的やターゲット、使用場所などが分かれば、そこから動画の構成や見せ方を制作会社側から提案することもできます。
この記事では、初めて動画制作を依頼する企業向けに、打ち合わせ前に整理しておくとスムーズな7つの項目を紹介します。
最後に、そのまま使えるチェックリストも掲載しています。
動画制作の打ち合わせ前に準備する7つのこと
① 動画を作る目的
最初に整理したいのが、
「なぜ動画を作るのか」
です。
たとえば、
- 商品・サービスを認知してもらいたい
- 問い合わせを増やしたい
- 採用応募を増やしたい
- 展示会でサービスを理解してもらいたい
- 営業時の商品説明を効率化したい
などです。
同じ会社が作る動画でも、目的によって構成は変わります。
ただし、
「具体的なKPIまで決められていない」
という状態でも問題ありません。
まずは、
「現在どんな課題があり、動画を使って何を変えたいのか」
を説明できれば、打ち合わせを進めやすくなります。
② 誰に見てもらいたいのか
次に整理したいのがターゲットです。
たとえば同じサービス紹介動画でも、
- 経営者
- 現場担当者
- 一般消費者
- 既存顧客
- 求職者
では、知りたい情報が違います。
ターゲットを考えるときは、年齢や性別だけではなく、
「その人がどんな状況で動画を見るのか」
まで考えてみると分かりやすくなります。
たとえば、
「展示会で初めて自社を知った企業担当者」
「Instagram広告から初めて商品を知る人」
などです。
具体的な人物像が分からない場合でも、
「現在のお客様にはどんな人が多いか」
を制作会社へ伝えるだけでも参考になります。
③ 動画をどこで使うのか
動画の使用場所も重要です。
たとえば、
- 自社ホームページ
- YouTube
- Instagram・TikTokなどのSNS
- Web広告
- 展示会
- 店舗サイネージ
- 営業資料
- 採用説明会
などがあります。
使用場所によって、
- 横型・縦型
- 動画の長さ
- 音声の有無
- テロップ量
- CTA
などの設計が変わります。
たとえば展示会では音声が聞こえにくい可能性があるため、音声なしでも理解できる構成が必要になることがあります。
特にSNS広告では、動画を見るつもりがないユーザーにも興味を持ってもらう必要があるため、冒頭の設計が重要です。
SNS広告で最初の数秒に何を伝えるべきかについては、「広告動画で重要なのは『冒頭3秒』|離脱される動画との違いとは?」で詳しく解説しています。
④ 伝えたいこと・自社の強み
制作会社は動画制作のプロですが、依頼企業の商品やサービスについて最初からすべて理解しているわけではありません。
そのため、
- お客様から評価されているポイント
- 競合との違い
- よくあるお客様の悩み
- 営業時によく聞かれる質問
- 導入を決めてもらえる理由
- 実績
- 商品・サービスの特徴
などを共有すると、構成を考える材料になります。
ここで重要なのは、動画の構成まで考えておく必要はないということです。
「この内容を30秒目に入れる」
というところまで決めるのではなく、
自社だから持っている情報を制作会社へ渡す
というイメージで構いません。
特に制作会社へ共有しておきたいのが、「なぜお客様が自社を選んでいるのか」という情報です。
自社では当たり前だと思っている対応やサービスが、顧客から見ると大きな強みになっていることもあります。
反対に、「高品質」「丁寧な対応」「豊富な実績」といった言葉だけでは、競合との違いが伝わりにくい場合があります。
打ち合わせでは、実際のお客様から言われたことや、営業現場で評価されているポイントなども共有しておくと、より自社らしい動画を設計しやすくなります。
⑤ 参考動画
完成イメージの認識を合わせるために役立つのが参考動画です。
たとえば、
「スタイリッシュ」
「高級感がある」
「親しみやすい」
といった言葉だけでは、人によってイメージが違います。
そこでYouTubeなどから参考動画を2〜3本探しておくと、イメージを共有しやすくなります。
さらに、
「この動画の○○が好き」
まで伝えられると理想的です。
たとえば、
- テンポが好き
- 色使いが好き
- テロップの見せ方が好き
- アニメーションの雰囲気が好き
- ナレーションのトーンが好き
などです。
参考動画を丸ごと再現してもらうためではなく、制作側との共通言語を作るために使うと考えるとよいでしょう。
⑥ 使用できる素材
すでに持っている素材も確認しておきましょう。
たとえば、
- ロゴデータ
- 商品写真
- サービス画面
- 会社・店舗の写真
- 過去に撮影した動画
- パンフレット
- 営業資料
- イラスト
- Webサイト
などです。
素材の有無によって、制作方法や費用が変わることがあります。
たとえば既存素材を活用できれば、新しく撮影する範囲を減らせる可能性があります。
逆に、
「使える写真がほとんどない」
という場合は、撮影や素材制作を含めて提案してもらう必要があります。
完璧に整理する必要はありません。
「こういう素材ならあります」
という状態でも打ち合わせ時に共有しておきましょう。
⑦ 予算・納期
予算と納期についても、分かる範囲で共有しておくとスムーズです。
動画制作費は、
- 撮影
- キャスティング
- アニメーション
- ナレーション
- 動画の長さ
- 制作期間
などによって変わります。
そのため、予算が決まっている場合は、
「この予算内で何ができるか」
と相談する方法もあります。
動画制作の料金や見積もりの考え方については、以下の記事で詳しく解説しています。
動画制作の費用相場はいくら?料金の内訳と見積もりのチェックポイントを解説
また、
「○月○日の展示会で使用したい」
「新商品の発売日に合わせたい」
など明確な期限がある場合は、最初の打ち合わせで必ず伝えましょう。
打ち合わせ前に全部決める必要はない
ここまで7項目を紹介しましたが、すべて決まっていなければ相談できないわけではありません。
たとえば、
「動画を作りたいけれど、何秒にすればいいか分からない」
「実写とアニメーションのどちらがいいか分からない」
「どんな構成がいいか決まっていない」
という状態でも問題ありません。
こうした部分を一緒に整理することも、制作会社の役割です。
逆に、
依頼側でしか分からない情報
は、できるだけ共有した方が動画の精度を上げやすくなります。
具体的には、
- なぜ動画を作りたいのか
- どんなお客様が多いのか
- 自社の強みは何か
- お客様からどんな相談を受けるのか
- 動画をどこで使うのか
などです。
依頼企業が「事業や顧客についての情報」を提供し、制作会社が「どう動画で伝えるか」を設計する。
この役割分担ができると、打ち合わせを進めやすくなります。
【チェックリスト】動画制作の打ち合わせ前に確認すること
打ち合わせ前に、以下を分かる範囲で整理しておきましょう。
□ 動画を作る目的
何を改善・実現したいのか
□ ターゲット
誰に見てもらいたいのか
□ 使用場所
HP・SNS・広告・展示会・営業など
□ 伝えたい情報
サービスの特徴・強み・実績など
□ 参考動画
近いイメージの動画を2〜3本
□ 使用できる素材
写真・動画・ロゴ・資料など
□ 予算・納期
予算感と使用開始予定日
この7項目が分かれば、制作会社側も具体的な提案をしやすくなります。
打ち合わせ後は「構成」を確認する
打ち合わせが終わったら、すぐに完成動画を作るのではなく、構成や台本などを確認する工程があります。
この段階で、
- 伝える内容
- シーンの順番
- テロップ
- ナレーション
- CTA
- おおまかな映像イメージ
などを確認しておくことで、本制作後の大きな手戻りを減らせます。
特に企業紹介動画では、撮影や編集に入る前に「何を・どの順番で伝えるのか」を決めておくことが重要です。
企業紹介動画の基本的な構成や、3分動画の台本の組み立て方については、「企業紹介動画の構成とは?3分で伝わる台本の作り方【テンプレート付き】」で詳しく解説しています。
動画制作で修正が増えてしまう原因については、以下の記事で詳しく解説しています。
動画制作で修正が増える原因とは?修正回数を減らすための7つのポイント
依頼方法そのものの失敗にも注意する
打ち合わせの準備ができていても、制作会社への依頼方法によっては認識のズレが起こることがあります。
たとえば、
「全部お任せ」で自社の情報をほとんど共有しない
「とりあえず作ってから考える」
といった進め方です。
動画制作を外注するときによくある失敗については、以下の記事でも詳しく解説しています。
動画制作の外注でよくある失敗例7選|依頼前に知っておきたい注意点
また、これから依頼先を探す場合は、料金や制作実績だけでなく、ヒアリングや構成提案、修正条件なども確認しておくことが重要です。
動画制作会社を比較するときの具体的なポイントについては、「動画制作会社の選び方|失敗しない比較ポイント7選【2026年版】」で詳しく解説しています。
まとめ|動画制作の打ち合わせでは「答え」より「材料」を準備する
動画制作会社との打ち合わせ前に、完成する動画の内容をすべて決めておく必要はありません。
重要なのは、
制作会社が適切な提案をするための材料を共有することです。
特に、
- 目的
- ターゲット
- 使用場所
- 自社の強み
- 参考動画
- 使用できる素材
- 予算・納期
を整理しておくと、打ち合わせを進めやすくなります。
そして、
「どう動画にするか」は制作会社と一緒に考える。
これが、初めて動画制作を依頼するときの基本的な考え方です。
ボノマカロニ制作では、「まだ動画のイメージが決まっていない」という段階からでも、目的やターゲットを整理しながら構成をご提案しています。
「何を準備すればいいか分からない」
「まず相談しながら方向性を決めたい」
という場合も、お気軽にご相談ください。
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