「企業紹介動画を作りたいけれど、どの制作会社に依頼すればいいのか分からない」
「会社の魅力をうまく動画にまとめてもらえる会社を探している」
企業紹介動画・会社紹介動画は、事業内容や強み、理念、働く人、商品・サービスなど、企業の魅力を短時間で伝えられるコンテンツです。
ホームページだけでなく、営業、展示会、採用、YouTube、SNSなど、さまざまな場面で活用できます。
一方で、企業紹介動画は「会社のことを全部紹介すればいい」というものではありません。
伝えたい情報を詰め込みすぎると、
「結局、何の会社なのか分からない」
「他社との違いが伝わらない」
「映像はきれいだけれど印象に残らない」
という動画になってしまうことがあります。
そのため、企業紹介動画の制作会社を選ぶときには、単純な映像制作力だけではなく、
「その会社らしさを整理し、誰に何を伝えるべきか設計できるか」
を見ることが重要です。
この記事では、企業紹介・会社紹介動画を制作するときに確認したい、制作会社選びの7つのポイントを解説します。
なお、企業紹介動画に限らず、動画制作会社全般を比較するときの基準については、こちらの記事で詳しく解説しています。
動画制作会社の選び方|失敗しない比較ポイント7選【2026年版】
https://bonomacaroni-inc.com/video-production-tips/video-production-company-comparison/
企業紹介動画は「会社のすべて」を紹介する動画ではない
企業紹介動画を制作するときによくあるのが、
「せっかく作るなら、会社のことをできるだけ詳しく伝えたい」
という要望です。
例えば、
- 会社の歴史
- 事業内容
- 商品・サービス
- 技術力
- 実績
- 社員
- 社風
- 企業理念
- 代表メッセージ
- 今後のビジョン
など、企業には伝えたい情報がたくさんあります。
もちろん、どれも会社にとって大切な情報です。
しかし、これらをすべて1本の動画に入れれば、良い企業紹介動画になるとは限りません。
なぜなら、動画を見る相手によって必要な情報が違うからです。
例えば、採用候補者に見せる動画であれば、仕事内容や働く人、社風などが重要になります。
展示会で初めて会社を知った人に見せるのであれば、
「何をしている会社なのか」
「どんな強みがあるのか」
を短時間で理解してもらう必要があります。
営業活動で使用するのであれば、会社の沿革よりも、
「顧客にどんな価値を提供できる会社なのか」
「なぜ競合ではなく、この会社を選ぶのか」
といった情報の方が重要になる場合があります。
つまり企業紹介動画では、
「何を紹介するか」
より先に、
「誰に会社を紹介するのか」
を決める必要があります。
この整理ができる制作会社かどうかが、会社選びの重要な判断基準になります。
企業紹介動画の制作会社を選ぶ7つのチェックポイント
①「誰に会社を紹介するのか」まで確認してくれるか
企業紹介動画を制作するとき、
「会社紹介動画を作りたいです」
という依頼だけで制作を始めるのはおすすめできません。
同じ会社を紹介する場合でも、
- 採用候補者
- 見込み顧客
- 既存顧客
- 展示会来場者
- 取引先
- Webサイトの訪問者
など、ターゲットによって必要な情報が変わるからです。
制作会社との打ち合わせでは、
「誰に見せますか?」
「どこで使用しますか?」
「見た人に何を感じてもらいたいですか?」
「見た後に、どんな行動をしてほしいですか?」
といった部分まで確認してくれるかを見てみましょう。
単に会社概要や資料を動画にするのではなく、ターゲットから逆算して構成を考えてくれる制作会社であれば、目的に合った企業紹介動画を作りやすくなります。
② 会社の「強み」を整理してくれるか
企業紹介動画で難しいのが、自社の強みを客観的に整理することです。
自社では当たり前だと思っていることが、顧客から見ると大きな強みになっている場合があります。
一方で、
「高品質」
「安心・安全」
「お客様第一」
「丁寧な対応」
といった言葉だけでは、他社との違いが伝わりにくいこともあります。
そこで重要になるのが、
「なぜ顧客から選ばれているのか」
を掘り下げることです。
例えば、
- 競合企業との違いは何か
- 顧客からよく評価されるポイントは何か
- どのような課題を解決しているのか
- 営業時によく聞かれる質問は何か
- 他社にはない技術やサービスは何か
- 会社として大切にしている考え方は何か
といった情報です。
こうした部分までヒアリングし、
「この会社なら、ここを動画の軸にしましょう」
と提案してくれる制作会社であれば、企業らしさを出しやすくなります。
③ 自社の目的に近い企業紹介動画の制作実績があるか
制作会社を選ぶ際には、実績も確認しましょう。
ただし、単純に、
「企業紹介動画を何本作っているか」
だけを見る必要はありません。
重要なのは、
「どのような目的で制作された動画なのか」
です。
例えば、
- 営業用
- 採用用
- 展示会用
- Webサイト掲載用
- ブランディング用
- 商品・サービス理解用
では、同じ企業紹介でも構成や演出が変わります。
自社が動画を使用する場面に近い制作事例があれば、完成イメージも共有しやすくなります。
また、実績を見るときは映像の見た目だけではなく、
「なぜこの構成にしたのか」
「何を伝えるための動画なのか」
まで確認すると、その制作会社の企画力も見えてきます。
例えば当社では、めっき加工会社の展示会向け会社紹介動画を制作した際、単に会社概要や技術を並べるのではなく、技術力とものづくりへの想いが短時間でも伝わるように構成しました。
実際の動画と制作時に考えたポイントについては、こちらで紹介しています。
展示会で伝わる会社紹介動画を制作|めっき加工技術の強みと想いを3分で表現
https://bonomacaroni-inc.com/work/plating-exhibition-video/
④ 情報を「削る」提案ができるか
企業紹介動画では、情報を追加する能力だけでなく、
「何を伝えないかを決める能力」
も重要です。
会社側としては、
「この事業も紹介したい」
「この実績も入れたい」
「沿革も伝えたい」
「社員も紹介したい」
と、どうしても情報が増えやすくなります。
しかし、すべてを入れると一つひとつの情報が薄くなり、
「結局、何が一番すごい会社なのか分からない」
という状態になってしまうことがあります。
そのため、
「今回のターゲットなら、この情報を優先しましょう」
「この説明はWebサイトで詳しく見てもらいましょう」
「この実績は今回の目的とは離れているので削りましょう」
といった提案ができる制作会社かどうかも重要です。
依頼者から渡された情報をすべて動画に入れることだけが、良い制作会社とは限りません。
動画が長くなってしまう原因や、情報の優先順位を決める考え方については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
動画が長くなる原因とは?「全部伝えたい」が伝わらない動画を作る理由
https://bonomacaroni-inc.com/video-production-tips/long-video-problem/
⑤ 構成案・台本・絵コンテで完成イメージを確認できるか
企業紹介動画は、完成するまで全体像を想像しにくい制作物です。
特に、
- 会社説明
- 商品・サービス
- 社員紹介
- インタビュー
- 実写映像
- 写真
- アニメーション
- テロップ
- ナレーション
など、複数の要素を組み合わせる場合は、制作前の構成確認が重要になります。
本制作に入る前に、
- 全体構成
- シーンの流れ
- 台本
- テロップ
- ナレーション
- 使用する映像
- 絵コンテ
など、どの段階で何を確認できるのかを聞いておきましょう。
特に大切なのは、大きな方向性を本制作前に確認することです。
編集が完成してから、
「やっぱり構成を変えたい」
となると、大幅な手戻りが発生する可能性があります。
企業紹介動画の具体的な構成や3分動画の台本テンプレートについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
企業紹介動画の構成とは?3分で伝わる台本の作り方【テンプレート付き】
https://bonomacaroni-inc.com/video-production-tips/corporate-video-structure/
⑥ 動画を使用する場所まで考えて制作してくれるか
「企業紹介動画」といっても、使用する場所によって適した構成は異なります。
例えば、Webサイトでじっくり見てもらう3分の企業紹介動画を、そのまま展示会のサイネージで流しても、十分に見てもらえるとは限りません。
展示会では周囲が騒がしく、音声がほとんど聞こえない可能性があります。
SNSでは、興味を持たれなければ冒頭でスクロールされます。
営業活動では、担当者が補足説明をしながら動画を見せることもあります。
つまり、
「どんな動画を作るか」
だけではなく、
「どこで、どのように見られる動画なのか」
まで考える必要があります。
制作会社へ相談するときは、
- Webサイト
- YouTube
- SNS
- 展示会
- 営業
- 採用説明会
など、使用予定の媒体を共有しましょう。
場合によっては、1本の企業紹介動画を制作したあとに、SNS用の短尺版や展示会用に再編集する方法もあります。
1本を作って終わりではなく、その後の活用まで考えて提案してくれるかも確認したいポイントです。
⑦ 「会社紹介」の先にある成果まで考えているか
企業紹介動画を制作する目的は、会社を紹介すること自体ではありません。
その先には、
- 問い合わせにつなげる
- 商談を進めやすくする
- 採用応募につなげる
- 展示会で興味を持ってもらう
- サービスへの理解を深める
- 企業への信頼感を高める
といった目的があります。
そのため、
「この動画を見た後、視聴者にどうなってほしいのか」
まで考えて構成してくれる制作会社かどうかを確認しましょう。
例えば問い合わせ獲得が目的であれば、動画内だけではなく、
「動画を見た後、どのページへ誘導するのか」
「問い合わせフォームまでスムーズに移動できるか」
まで考える必要があります。
企業紹介動画は、映像単体で完結するものではありません。
ホームページ、営業資料、展示会、SNS、問い合わせ導線などと組み合わせることで、より活用しやすくなります。
企業紹介動画の制作会社へ相談する前に決めておきたいこと
制作会社へ相談するときに、完璧な企画書を用意する必要はありません。
ただし、ある程度の情報を整理しておくと、制作会社側も具体的な提案をしやすくなります。
最低限、
- 誰に見せたいのか
- どこで使用するのか
- 動画で達成したい目的
- 一番伝えたいこと
- 希望する動画尺
- 希望納期
- おおよその予算
- 使用できる写真・映像・会社資料
- 参考にしたい動画
などを整理しておくとよいでしょう。
もちろん、
「ターゲットがまだ決まっていない」
「何を一番伝えればいいのか分からない」
という状態でも問題ありません。
その場合は、
「この部分から一緒に整理してほしい」
と伝えてみましょう。
むしろ、構成が決まっていない段階だからこそ、企画・構成から対応できる制作会社へ相談する意味があります。
初めて動画制作を依頼するときに準備しておきたい内容については、こちらの記事で詳しくまとめています。
動画制作の打ち合わせで準備すること7選|初めて依頼する企業向けチェックリスト
https://bonomacaroni-inc.com/video-production-tips/video-production-meeting-preparation/
企業紹介動画と企業PR動画は何が違う?
制作会社を探していると、
「企業紹介動画」
「会社紹介動画」
「企業PR動画」
といった似た言葉を目にすることがあります。
明確に統一された定義があるわけではありませんが、企業紹介・会社紹介動画は、
「会社そのものを理解してもらう」
ことを中心に制作されるケースが多くあります。
一方、企業PR動画は、
「企業やサービスの魅力を伝え、認知・問い合わせ・採用などの行動につなげる」
ことをより強く意識して制作される場合があります。
ただし、実際の動画では両方の役割を兼ねることもあります。
重要なのは名称ではなく、
「今回の動画で何を達成したいのか」
です。
企業PR動画の特徴や会社紹介動画との違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
企業PR動画とは?会社紹介動画との違い・効果・制作のポイントを解説【2026年版】
https://bonomacaroni-inc.com/video-production-tips/corporate-pr-video/
企業紹介動画の制作費だけで会社を選ばない
制作会社を比較するとき、当然ながら費用も重要です。
ただし、
「A社は10万円、B社は30万円だからA社」
というように、総額だけで比較するのはおすすめできません。
同じ企業紹介動画でも、
- 企画
- ヒアリング
- 構成
- 台本
- 撮影
- 編集
- ナレーション
- アニメーション
- 修正対応
など、どこまで含まれているかによって金額は変わります。
例えば、すでに構成や素材が完成していて編集だけを依頼する場合と、会社の強みやターゲットを整理するところから依頼する場合では、必要な工程が異なります。
見積もりを比較するときは、
「いくらなのか」
だけではなく、
「その金額でどこまで対応してもらえるのか」
を確認しましょう。
動画制作の料金相場や、見積もりで確認しておきたい項目については、こちらの記事で詳しく解説しています。
動画制作の費用相場はいくら?料金の内訳と見積もりのチェックポイントを解説
まとめ|企業紹介動画は「会社を説明する」のではなく「会社を理解してもらう」
企業紹介動画では、会社の情報をたくさん伝えることが目的になりがちです。
しかし視聴者が知りたいのは、会社情報の羅列ではありません。
「何をしている会社なのか」
「どんな強みがあるのか」
「他社と何が違うのか」
「自分にどんな価値があるのか」
を短時間で理解できることが重要です。
そのため企業紹介動画の制作会社を選ぶ際には、映像のクオリティや料金だけではなく、
- ターゲットを整理できるか
- 会社の強みを引き出せるか
- 情報の優先順位を決められるか
- 構成・台本を事前に確認できるか
- 使用媒体まで考えられるか
- 動画の先にある成果まで考えられるか
を確認してみてください。
良い企業紹介動画は、
「会社のことをたくさん説明している動画」
ではなく、
「見る人に必要な会社の魅力が伝わる動画」
です。
ボノマカロニ制作では、企業紹介動画についても、構成が決まっていない段階からご相談いただけます。
会社資料やWebサイト、実際の営業現場で伝えている内容などをもとに、動画の目的・ターゲット・強みを整理し、構成からご提案しています。
「企業紹介動画を作りたいけれど、何を入れればいいのか分からない」
「自社の強みをどう動画で表現すればいいのか分からない」
という段階からでも、お気軽にご相談ください。